MESSAGE 実習調整担当者
『精神科で楽しく実習をしよう』
実習調整担当者 飯澤 大輔
私は実習調整担当者として病院と学校の橋渡しや指導者と学生の指導・調整を行っています。
円滑に実習が出来るよう、現場や学校教員・学生の方の意見を取り入れつつ実習環境の調整・改善に努めています。
<上野病院での実習受け入れ病棟>
①東2:精神一般病棟(男女混合の閉鎖)
②西3:精神療養病棟(男女混合の開放)
③東3:精神療養病棟(男性のみの閉鎖)
実習前の精神科のイメージはやはり「怖い」「不安」という意見が
一番よく聞かれます。
しかし実習後に感想を聞くと「イメージが変わった」「楽しかった」という
意見をよくいただきます。
『患者様とうまくコミュニケーションをとれるのか』というのが一番
不安な部分でしょう。
私自身も学生時代はそのような気持ちは強く持っていました。
確かに病気の症状によって、うまく考えがまとまらない・上手く言葉に出すことができないといった患者様はいらっしゃいます。
しかし関わり方ひとつで十分にコミュニケーションがとれますし、健常者と
変わらない部分がたくさんある事に気付かされると思います。
むしろ我々以上に感受性豊かであったり、物事をストレートに考えることが
出来たりと、残存機能だけでなく潜在能力に驚かされることも多々あります。
そういった事を含め、精神科特有の「楽しさ」を知ってもらうことが
我々指導者の目的であると思っています。
我々実習指導者のほか、現場のスタッフには気を遣わず、何でも質問してください。勉強だけでなく雑談も交えながら楽しく実習していきましょう。