福田 貴大
精神療養病棟(東2病棟)
私が働いている病棟は内科療養病棟です。内科療養病棟では自宅に帰ることが難しく、慢性疾患の病状の管理、治療が必要な方が多いです。そのため、人生の終焉まで看取らせていただくことも多くあります。当院の中で唯一精神科病棟ではありませんが、他病棟からの転入の割合が多いため基礎疾患に精神疾患をお持ちの患者様が多数おられます。そのため、精神疾患を持ちながら、内科的な身体管理を学ぶと同時に、心に介入する精神看護も学んでいただくことができます。
私たちの病棟では日常生活援助を通して、日常のメリハリをつけて生活していくことから、ベッド上で寝たきり患者様の点滴管理や褥瘡処置、経腸栄養管理(NGT,PEG)といった多岐にわたる業務があります。それに加え、作業療法への参加や年に2 回の催し物(新年会、夏祭り)を企画、運営しています。
人生の終焉までを過ごす患者様にとっては「生活の場」であるため、できる限り患者様、家族様の希望に添えるようコミュニケーションを“ 密”にとって関わっています。プライマリーナージングを採用しており、受け持ち患者様の変化を体験しながら、日々看護を楽しんでいます。看護の実践を一緒に体験してみませんか?
直近の1 年はコロナウイルスと人類の戦いの中で医療業界も大打撃を受けています。医療ひっ迫や心無い声などで現場も大変な中、この業界に夢を抱いて入ってこられる皆様とお会いできることを楽しみにしております。